年齢・性別・地域から算出します。
今、これを読んでいるあなたが、
今日、死を体験する確率
ここでいう「あなた」とは、今この瞬間だけに存在する状態です。次の瞬間の「あなた」は、その瞬間から生まれますが、同じものがそのまま続くのではなく、その都度、新しく生まれます。この連なりの中に、変わらず存在し続ける核はありません。
死を体験するのは、いつも、その瞬間に生まれている状態であり、今この文字を読んでいる状態そのものではありません。今のあなたが、その体験の主体になることは、これから先も一度もありません。
これは楽観的な言い換えではありません。生物としての死亡率は0%ではなく、それは変わりません。ただ、「今、これを読んでいるあなた」という視点に限るなら、その視点が死を体験する確率は、常に0%です。
将来を思うとき、人はしばしば、今のこの意識がそのまま未来の出来事を体験するかのように感じます。死を恐れるときも同じです。しかし、今この瞬間の自分と、その出来事を実際に体験する未来の自分は、同一ではありません。今、これを読んでいるあなたが、その瞬間を体験することはありません。ですから、確率は常に0%なのです。
同じ理屈は、将来起きるかもしれない不幸についても成り立ちます。備えのために考えることそのものは否定しません。問題は、その不幸を今の自分が実際に体感するかのように感じてしまい、備えに必要な分を超えて不安だけが膨らみ、今この瞬間の行動が止まってしまうことです。しかし、その不幸を実際に体感するのは、今のあなたではなく、そのときのあなたです。今のあなたが体感するのは、いつも、今のことだけです。
北の地で心理研究をしています。
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